MENU

お問い合わせ

0465-73-2822

平日 9:00~17:00(土日祝日を除く)

NEWS

お知らせ

2026年2月16日お知らせ

【太陽光パネルの基礎講座|第34回】 太陽光パネル洗浄の頻度はどれくらい? 立地別の最適な洗浄周期

1. はじめに

前回までの回で、

  • 太陽光パネルは汚れる

  • 汚れは発電量を確実に下げる

  • 放置すると故障や劣化リスクも高まる

ということをお伝えしました。

では次に多くの方が気になるのが、

「洗浄って、どれくらいの頻度でやればいいの?」

第34回では、
立地・環境別に最適な洗浄周期の考え方を解説します。


2. 洗浄頻度に「正解」は1つではない

結論から言うと、
洗浄頻度に全国共通の正解はありません。

なぜなら、
太陽光パネルの汚れ方は

  • 設置場所

  • 周辺環境

  • 風向き

  • 雨量

  • 稼働年数

によって大きく変わるからです。

重要なのは、
👉 立地に合った周期を選ぶこと


3. 洗浄頻度を決める主な要因

要因 影響
設置場所 建屋上・野立て
周辺環境 工場・農地・海沿い
汚れの種類 砂埃・鳥害・油分
発電量の推移 年々低下しているか
未洗浄期間 何年洗っていないか

これらを組み合わせて判断します。


4. 立地別|最適な洗浄周期の目安

■① 一般住宅(住宅地)

【特徴】

  • 砂埃・花粉が中心

  • 比較的環境は良好

【推奨洗浄周期】
👉 2〜3年に1回

※ 発電量低下が見られる場合は前倒し。


■② 建屋上(工場・倉庫・商業施設)

【特徴】

  • 排気ガス・油分・粉塵

  • 鳥害が多い

【推奨洗浄周期】
👉 年1回
汚れが多い場合は 半年に1回

※ 発電量改善が最も出やすい立地。


■③ 野立て(農地・造成地周辺)

【特徴】

  • 土埃・砂ぼこり

  • 雨で流れにくい汚れ

【推奨洗浄周期】
👉 1〜2年に1回

※ 草刈りとセットでの実施がおすすめ。


■④ 海沿い(塩害地域)

【特徴】

  • 塩分付着

  • 架台・配線の腐食リスク

【推奨洗浄周期】
👉 年1回以上

※ 洗浄+点検を同時に行うことが重要。


■⑤ 工業地帯・特殊環境

【特徴】

  • 工業粉塵・油膜

  • 雨で落ちない汚れ

【推奨洗浄周期】
👉 半年〜1年に1回

※ 放置すると発電量が大きく低下。


5. 洗浄頻度を判断する一番の指標

最も確実なのは、
発電量データを見ることです。

  • 前年同月比で低下していないか

  • 日射量に対して発電が出ているか

  • 同規模設備と比べて低くないか

👉 数字で見て「おかしい」と感じたら、
洗浄を検討するタイミングです。


6. 洗浄しすぎは問題ない?

適切な方法で行えば、
洗浄しすぎが問題になることはほぼありません。

ただし、

  • 高圧すぎる水

  • 不適切な洗浄方法

  • パネルを傷つける器具

を使うと、逆に劣化を早める可能性があります。

👉 専門業者による適切な洗浄が前提です。


7. 洗浄は「点検」とセットが理想

洗浄時は、

  • パネル割れ

  • 配線の異常

  • 架台の緩み

  • 鳥害の有無

などを同時に確認できます。

つまり洗浄は、
O&M(運用・保守)の入口でもあります。


8. まとめ

太陽光パネル洗浄の頻度は、

  • 一律では決められない

  • 立地と環境で最適解が変わる

  • 発電量データが最大の判断材料

ということがポイントです。

洗浄は
「汚れたらやる」ではなく
「発電量を守るためにやる」

これが、太陽光設備を長く活かす考え方です。