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2026年1月26日お知らせ

【太陽光パネルの基礎講座|第31回】 太陽光発電のO&M(運用・保守)とは? 長く使うための必須ポイント

1. はじめに

太陽光発電は「設置して終わり」の設備ではありません。
むしろ本当の価値は、設置後の運用・保守(O&M) によって大きく左右されます。

  • 発電量が年々落ちてきた

  • 故障に気づくのが遅れた

  • いつの間にか想定より収益が下がっていた

こうしたトラブルの多くは、
O&Mが十分に行われていないことが原因です。


2. O&Mとは?

O&M(Operation & Maintenance) とは、
太陽光発電設備を長期にわたり安定稼働させるための
運用(Operation)と保守(Maintenance) を指します。

簡単に言えば、

☀ 太陽光発電を
「正しく動かし、壊れる前に守る」ための取り組み

です。


3. なぜO&Mが重要なのか?

■① 太陽光発電は20年以上使う設備

パネル・PCS・配線・架台などは、
長期間屋外にさらされます。

→ 劣化・汚れ・不具合は 必ず発生 します。


■② 不具合は“気づきにくい”

太陽光発電は、

  • 動いているように見えて

  • 実は発電量が落ちている

というケースが非常に多い設備です。

👉 気づいた時には、数か月〜数年分の損失
ということも珍しくありません。


■③ 修理より「予防」のほうが安い

故障してから直すより、
定期点検で異常を早期発見したほうが
コストもリスクも小さく済みます


4. O&Mの主な内容

項目 内容
発電量監視 日々の発電データ確認・異常検知
定期点検 パネル・配線・PCS・架台の目視・計測
洗浄 汚れによる発電ロスの回復
草刈り・周辺管理 日陰・設備劣化の防止
故障対応 PCS交換・ケーブル補修など
報告・記録 履歴管理・改善提案

O&Mは「点検だけ」ではなく、
設備を総合的に守る活動です。


5. 特に重要なO&Mポイント

■① 発電量の“変化”を見る

  • 昨年同月比

  • 同規模設備との比較

  • 日射量に対する発電量

👉 数字の変化が「異常のサイン」になります。


■② パネルの汚れ・劣化

  • 砂ぼこり

  • 鳥のフン

  • 排ガス・花粉

  • 塩害・火山灰

これらは、静かに発電量を下げていきます


■③ パワーコンディショナ(PCS)

PCSは太陽光発電の「心臓部」。

  • 故障率が最も高い

  • 10〜15年で更新時期

👉 点検と更新計画が非常に重要です。


6. O&Mをやっていないとどうなる?

  • 発電量低下に気づかない

  • 故障の長期放置

  • 売電・自家消費の損失

  • 最悪の場合、火災・事故リスク

太陽光発電は
「静かに損をする設備」 になりかねません。


7. これからのO&Mの考え方

これからの太陽光O&Mは、

  • 発電量を守る

  • 自家消費率を維持する

  • 災害時に使える状態を保つ

  • 設備寿命を最大化する

という役割を担います。

特に
自家消費・蓄電池・EV連携 が進むほど、
O&Mの重要性は高まります。


8. まとめ

太陽光発電を「長く・安心して・価値ある設備」にするためには、
O&Mは欠かせません。

  • 設置後こそが本番

  • 点検・洗浄・管理が価値を守る

  • O&Mはコストではなく“投資”

太陽光発電を活かすか、眠らせるかは、
O&M次第です。