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2026年9月14日【現場で学ぶ】太陽光メンテナンス

【現場で学ぶ】太陽光メンテナンス|第23回 サーモグラフィ点検とは? 見えない異常を発見する方法

1. はじめに

太陽光設備の点検では、

「見た目では異常がないのに、発電量が落ちている」

というケースがあります。

そのような時に活躍するのが、

サーモグラフィ点検です。

サーモグラフィは、設備の温度の違いを可視化できるため、目では確認できない異常の発見に役立ちます。

今回は、現場でも活用されているサーモグラフィ点検についてご紹介します。


2. サーモグラフィとは?

サーモグラフィとは、

物体の表面温度を色で表示するカメラ

のことです。

通常のカメラでは見えない

  • 温度の高い場所
  • 温度の低い場所

を画像として確認できます。

そのため、

「異常な発熱」

を早期に発見できる可能性があります。


3. なぜ温度を見るの?

太陽光設備では、

異常が発生すると、

一部分だけ温度が高くなることがあります。

例えば、

  • パネルの異常
  • 接続部の異常
  • ケーブルの接触不良
  • 機器の異常発熱

などです。

こうした異常は、

通常の目視点検だけでは見つけにくい場合があります。


4. ホットスポットとは?

サーモグラフィ点検で特に確認されるのが、

ホットスポット

です。

ホットスポットとは、

パネルの一部分だけが異常に高温になる現象です。

原因としては、

  • 汚れ
  • セルの破損
  • 劣化

などが考えられます。

ホットスポットを放置すると、

発電量の低下だけでなく、

設備への負担が大きくなる場合もあります。


5. サーモグラフィで分かること

サーモグラフィでは、

例えば、

✔ パネルの温度ムラ

✔ 接続部の異常発熱

✔ ケーブルの異常

✔ PCS周辺の発熱

などを確認できます。

目視では正常に見える設備でも、

温度分布を見ることで異常が見つかるケースがあります。


6. ドローンとの組み合わせ

近年では、

ドローンにサーモグラフィカメラを搭載し、

上空から点検する方法も増えています。

これにより、

  • 広い発電所でも効率よく確認
  • 高所作業の削減
  • 点検時間の短縮

などのメリットがあります。


7. 現場で感じること

私たちが現場で感じるのは、

「見た目だけでは判断できない異常がある」

ということです。

設備は正常に見えても、

内部では異常が進行しているケースもあります。

だからこそ、

目視だけでなく、

必要に応じてサーモグラフィなどを活用することで、

より精度の高い点検につながると感じています。


8. サーモグラフィ点検は万能ではない

一方で、

サーモグラフィだけですべての異常が分かるわけではありません。

設備の状態によっては、

  • 電気測定
  • 絶縁抵抗測定
  • IVカーブ測定
  • 目視点検

などを組み合わせることが重要です。

つまり、

総合的な点検

が、設備を長く運用するためには欠かせません。


9. まとめ

サーモグラフィ点検は、

温度の違いを利用して、目では見えない異常を発見する点検方法です。

  • ホットスポット
  • 接続部の異常発熱
  • ケーブルの異常

などを確認できる可能性があります。

定期点検の中でこうした手法も活用することで、

設備の異常を早期に発見し、

安定した発電につなげることが期待できます。


👷 現場メモ(南開工業より)

実際の現場でも、

「見た目では問題がないのに、サーモグラフィで異常が見つかる」

というケースがあります。

目に見える汚れだけでなく、

“見えない異常”にも目を向けることが、設備を長く守るポイントだと感じています。