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2026年2月16日お知らせ
前回までの回で、
太陽光パネルは汚れる
汚れは発電量を確実に下げる
放置すると故障や劣化リスクも高まる
ということをお伝えしました。
では次に多くの方が気になるのが、
「洗浄って、どれくらいの頻度でやればいいの?」
第34回では、
立地・環境別に最適な洗浄周期の考え方を解説します。
結論から言うと、
洗浄頻度に全国共通の正解はありません。
なぜなら、
太陽光パネルの汚れ方は
設置場所
周辺環境
風向き
雨量
稼働年数
によって大きく変わるからです。
重要なのは、
👉 立地に合った周期を選ぶこと。
| 要因 | 影響 |
|---|---|
| 設置場所 | 建屋上・野立て |
| 周辺環境 | 工場・農地・海沿い |
| 汚れの種類 | 砂埃・鳥害・油分 |
| 発電量の推移 | 年々低下しているか |
| 未洗浄期間 | 何年洗っていないか |
これらを組み合わせて判断します。
【特徴】
砂埃・花粉が中心
比較的環境は良好
【推奨洗浄周期】
👉 2〜3年に1回
※ 発電量低下が見られる場合は前倒し。
【特徴】
排気ガス・油分・粉塵
鳥害が多い
【推奨洗浄周期】
👉 年1回
汚れが多い場合は 半年に1回
※ 発電量改善が最も出やすい立地。
【特徴】
土埃・砂ぼこり
雨で流れにくい汚れ
【推奨洗浄周期】
👉 1〜2年に1回
※ 草刈りとセットでの実施がおすすめ。
【特徴】
塩分付着
架台・配線の腐食リスク
【推奨洗浄周期】
👉 年1回以上
※ 洗浄+点検を同時に行うことが重要。
【特徴】
工業粉塵・油膜
雨で落ちない汚れ
【推奨洗浄周期】
👉 半年〜1年に1回
※ 放置すると発電量が大きく低下。
最も確実なのは、
発電量データを見ることです。
前年同月比で低下していないか
日射量に対して発電が出ているか
同規模設備と比べて低くないか
👉 数字で見て「おかしい」と感じたら、
洗浄を検討するタイミングです。
適切な方法で行えば、
洗浄しすぎが問題になることはほぼありません。
ただし、
高圧すぎる水
不適切な洗浄方法
パネルを傷つける器具
を使うと、逆に劣化を早める可能性があります。
👉 専門業者による適切な洗浄が前提です。
洗浄時は、
パネル割れ
配線の異常
架台の緩み
鳥害の有無
などを同時に確認できます。
つまり洗浄は、
O&M(運用・保守)の入口でもあります。
太陽光パネル洗浄の頻度は、
一律では決められない
立地と環境で最適解が変わる
発電量データが最大の判断材料
ということがポイントです。
洗浄は
「汚れたらやる」ではなく
「発電量を守るためにやる」
これが、太陽光設備を長く活かす考え方です。