MENU

お問い合わせ

0465-73-2822

平日 9:00~17:00(土日祝日を除く)

NEWS

お知らせ

2026年1月12日お知らせ

【太陽光パネルの基礎講座|第29回】 太陽光 × 蓄電池 × EV の最適バランスとは?

太陽光 × 蓄電池 × EV の最適バランスとは?

1. はじめに

太陽光発電・蓄電池・EV(電気自動車)。
それぞれ単体でも大きなメリットがありますが、
3つをどう組み合わせるかによって、
経済性・安心感・環境性能は大きく変わります。

第29回では、

「どれを、どのくらい、どう組み合わせるのが最適か?」

をわかりやすく解説します。


2. なぜ「バランス」が重要なのか?

よくある失敗例として、

  • 太陽光だけ多く載せて余剰電力が大量に発生

  • 蓄電池が小さく、夜間に使いきれない

  • EVはあるがV2Hに未対応

など、設備同士が噛み合っていないケースがあります。

最適バランスとは、
👉 発電・蓄電・消費が無駄なく循環している状態
を指します。


3. それぞれの役割を整理する

設備 役割
☀ 太陽光発電 電気を「つくる」
🔋 蓄電池 電気を「ためる」
🚗 EV 電気を「ためて・使って・運ぶ」
🧠 EMS 全体を「最適制御」

この役割分担を意識することが、最適化の第一歩です。


4. 最適バランスの考え方(基本)

■① 太陽光:消費量に合わせる

目安としては、

  • 年間消費電力量 ≒ 年間発電量

  • もしくは やや少なめ が理想

過剰に載せるより、
自家消費できる量を重視します。


■② 蓄電池:夜間消費+α

蓄電池容量の目安は、

  • 夜間消費電力量

  • 停電時に確保したい時間(6〜24時間)

家庭用なら
👉 5〜10kWh が一般的な最適ゾーン。


■③ EV:第二の大型蓄電池

EVは非常に強力な存在です。

  • EV1台=10〜15kWh以上

  • V2H対応なら家庭へ給電可能

👉 蓄電池+EVの併用で、
蓄電池容量を無理に大きくしなくても済むケースが多くなります。


5. 組み合わせ別・最適モデル

■モデル①:太陽光のみ

  • 自家消費率:20〜30%

  • 初期費用:低

  • 災害対応:弱

👉 最小構成・売電重視向け


■モデル②:太陽光+蓄電池

  • 自家消費率:50〜70%

  • 夜間・停電対応:◎

👉 最もバランスの取れた基本形


■モデル③:太陽光+EV(V2H)

  • 自家消費率:60〜80%

  • 非常時対応:非常に強い

👉 EV所有者に最適


■モデル④:太陽光+蓄電池+EV

  • 自家消費率:80〜90%以上

  • レジリエンス:最強

👉 将来を見据えた最適解


6. EMSを入れると「完成形」

EMS(エネルギーマネジメントシステム)を導入すると、

  • 発電量に応じて充放電を自動制御

  • EV・蓄電池の使い分け

  • 電力使用の優先順位設定

が可能になり、
人が考えなくても最適バランスを維持できます。


7. 最適バランスのチェックポイント

✔ 発電量と消費量は合っているか
✔ 蓄電容量は夜間使用に足りているか
✔ EVはV2H対応か
✔ 将来(電気代上昇・EV追加)を見据えているか

これらを満たしていれば、
設備は「資産」として最大限に機能します。


8. まとめ

太陽光 × 蓄電池 × EV の最適バランスとは、
量ではなく“使い方”の最適化です。

  • つくりすぎない

  • ためすぎない

  • 無駄なく回す

この考え方が、
経済性・安心・環境性能のすべてを高めます。